信用取引で空売りをしていると、「特別空売り料」という言葉を見かけることがあります。
「これは何?」
「逆日歩とは違うの?」
「取引前に確認できるの?」
この記事では、楽天証券を例に、特別空売り料の仕組み・計算方法・確認方法を初心者向けに分かりやすく解説します。
特別空売り料とは?
特別空売り料とは、
一般信用で空売りをする際、一部の銘柄で発生する追加コストです。
人気銘柄など、株の調達が難しい銘柄に設定されることがあります。
楽天証券では、
- 一般信用(無期限)
- 一般信用(14日)
- 一般信用(いちにち信用)
で空売りをする際、特別空売り対象銘柄であれば発生します。
制度信用売りでは発生しません。
計算方法
楽天証券では、
「1株あたり・1日あたり」
で計算されます。
例えば、
- 特別空売り料:1.10円
- 売建株数:100株
なら、
1.10円 × 100株 = 110円
となります。
株数が増えればその分増え、建玉を持ち越せば日数分加算されます。
特別空売り料は事前に確認できる
特別空売り料の大きな特徴は、
取引前に確認できることです。
そのため、
「利益は出たけど思ったよりコストがかかった」
という事態を防ぎやすくなります。
マーケットスピードⅡで確認する方法
マーケットスピードⅡでは、個別銘柄の**「市況」画面**から確認できます。

▲ マーケットスピードⅡの市況画面。「特別空売り料」の項目で確認できます。
画像では、
特別空売り料:1.10(2026/7/27)
と表示されています。
これは、
1株あたり1.10円の特別空売り料が設定されていることを表しています。
なお、その下に表示されている逆日歩は制度信用取引に関する情報であり、特別空売り料とは別のものです。
武蔵でも確認できる
楽天証券のトレーディングツール武蔵でも確認できます。

▲ 武蔵では銘柄情報の「特別空売り料」に表示されます。
こちらでは、
特別空売り料:1.10
とシンプルに表示されるため、
空売り前にサッと確認したい時に便利です。
特別空売り料と逆日歩の違い
初心者が混同しやすいのが逆日歩です。
| 特別空売り料 | 逆日歩 |
|---|---|
| 一般信用売り | 制度信用売り |
| 対象銘柄のみ | 株不足時のみ |
| 事前に分かる | 後から決まる |
| 1株・1日ごとに計算 | 発生額は毎日変動 |
一番の違いは、
特別空売り料は取引前に分かることです。
逆日歩は、実際に発生するまで金額が分かりません。
デイトレでも発生する?
はい。
一般信用(いちにち信用を含む)でも、
特別空売り対象銘柄を空売りした場合は発生します。
「当日中に返済したから無料」というわけではありません。
デイトレでも利益が小さい場合は、特別空売り料によって利益が減ることがあるため、取引前に確認しておくことをおすすめします。
まとめ
特別空売り料は、
- 一般信用売りで発生する追加コスト
- 特別空売り対象銘柄のみ発生
- 1株・1日ごとに計算される
- マーケットスピードⅡ・武蔵で事前に確認できる
という特徴があります。
空売りをする際は、チャートや板だけでなく、特別空売り料も確認する習慣をつけると、想定外のコストを避けやすくなります。

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