デイトレードを始めるとき、証券会社選びって迷いますよね。
自分が使っているのは「楽天証券」と、その高機能トレードツール「マーケットスピードⅡ(マケスピⅡ)」です。
今回は、「なぜ楽天証券を選んだのか?」「マケスピⅡの使い心地は?」「実際に使って気づいたデメリットは?」といったことを、リアルな体験ベースで紹介します。
楽天証券を選んだきっかけ
最初から「デイトレするなら楽天!」と決めていたわけではありません。
以下のような、どちらかというとライトな理由で使い始めました。
- 普段から楽天カードや楽天市場を使っていて、ポイントを貯めていた
- すでにNISA口座を楽天証券で開設していた
- どうせなら慣れてるところでまず試そうと思った
そんなきっかけでしたが、使ってみると想像以上にデイトレ向きで、今ではメインで活用しています。
楽天証券の強み:1日信用取引が完全無料
楽天証券の「1日信用取引」は、以下すべてが無料です。
- 取引手数料:0円
- 金利:0%
- 貸株料:0円
コストがかからないので、小さな利幅でも利益が積みやすいのが魅力です。
ちなみに、「現引き(信用買い→現物化)」にも15:45まで対応していますが、利確してその日のうちに手仕舞ってしまえば現引きの必要は基本的にありません。
マーケットスピードⅡ(マケスピⅡ)の便利なポイント
楽天証券の口座があれば誰でも無料で使える、PC向けの高機能トレーディングツールです。
実際に使って便利だと感じた点を紹介します。
■ チャート機能が強力
- SMA、MACD、RSIなど、テクニカル指標が豊富
- SMA(単純移動平均線):一定期間の価格の平均を線でつないだもの。トレンドの方向性をつかむ基本的な指標。
- MACD(移動平均収束拡散法):短期と長期の移動平均線の差を使い、トレンドの転換点を視覚化。ゴールデンクロスやデッドクロスで注目。
- RSI(相対力指数):相場の「買われすぎ」「売られすぎ」を数値化し、反転のタイミングを探る指標。
- 1分足や5分足の切り替えがスムーズ
- 複数チャートを並べて分析可能
デイトレではチャートの反応速度や視認性の高さは大きなメリットです。
■ 板と歩み値が見やすい
- リアルタイム板が速い&見やすい
- 歩み値(約定履歴)の表示も分かりやすい
- 注文もワンクリックでスムーズに出せる
(※自分は誤操作防止のために「ダブルクリック注文」にしています)
ガラ(急落)やバイクラ(急騰からの急落)といった瞬間的な値動きにも、ある程度素早く対応できる操作性があります。
※補足:「バイクラ(Buying Climax)」とは、出来高を伴って急騰したあと、天井を打って急落する相場の動きのことです。単なる急騰とは意味が異なります。
■ お気に入りページのカスタマイズが便利
- よく見る銘柄を登録可能
- チャート・板・歩み値などを1画面に集約できる
自分は、フジクラや三菱重工など注目銘柄を登録して、常に監視しています。ザラ場中の確認がスピーディーにできます。
デメリット・気になる点(空売り派は要注意)
楽天証券のデイトレ環境はかなり快適ですが、ひとつ大きな弱点があります。
■ 空売り在庫が少ない
空売りの在庫が少なめで、特に朝の寄付き時に空売りできないケースが多いです。
たとえばフジクラのような人気銘柄でも、
- 空売り可能な日が少ない
- 在庫があっても一瞬でなくなる
- 在庫不足で戦略を変えざるを得ない
といった場面がよくあります。
楽天では在庫が朝7時ごろに反映されることが多いですが、それでもSBI証券や松井証券と比べて在庫の安定感は劣る印象です。
■ 対応策は?
- 在庫がある銘柄だけを狙う戦略にする
- 空売りにこだわらず、買い中心の戦略に切り替える日を設ける
- SBI証券や松井証券との併用を検討する
楽天証券は買いの1日信用も完全無料なので、空売り在庫が乏しい日は買い中心に切り替える柔軟さも有効です。
ただし、どうしても空売りを主軸にしたい場合は、他社との併用が現実的な選択肢になります。
まとめ:楽天証券 × マケスピⅡは「コスト重視」のデイトレ向き
楽天証券とマーケットスピードⅡの組み合わせは、以下のような人に特におすすめです。
- 1日信用取引でコストをかけずにトレードしたい人
- テクニカル分析や板読みをしっかりやりたい人
- 楽天経済圏でポイントも活用したい人
空売り在庫の少なさという弱点はありますが、それを除けばツールの操作性、コスト面、使いやすさのバランスが非常に良い環境です。
「最初の1社として選ぶ」「NISAついでに始める」といったライトな動機からでも、十分デイトレに使える証券会社だと思います。
補足:マーケットスピードⅡのダウンロードはこちら
マーケットスピードⅡは楽天証券の口座を持っていれば無料で利用可能です。
以下の楽天証券公式ページからダウンロードできます(※ログインが必要です):
👉 マーケットスピードⅡ ダウンロードページ(楽天証券公式)
※ツールの利用には楽天証券の口座開設が必要です。
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